今までに韓国でおいらの作品を上映していただいたことは何度かありますが、その都度、今回と同じく、とてもとても良くしていただきました。もう、今までのへっぽこ人生を精算してもらったぐらい。そこでこの項目では今回のイベントで韓国の皆様にどれだけお世話になったか、ということを「あわわポイント」として書いてみました。注:普段接待されることに慣れていないため、あわあわするから。 1日目。午後4時頃、ソウル仁川空港に到着。この空港はとても大きく新しい空港だが、街の中心に出るまでやや遠いのが難点。日本で言うと成田みたいな存在。数年前までは日本で言う羽田的存在の金浦空港が主流だったのだが。到着ロビーを出て、まずはムジガイスタッフの子に電話をしてみる。うちらの到着が早くなった連絡が伝わってなかったようで、30分ほど待っていて下さい、とのこと。全然問題なし。だって、まず最初のあわわポイント。空港まで迎えに来てくれる。私が最初に韓国に訪れた時からそうなのだが、時に車で、時にバス代を出してくれて、まず最初の目的地まで連れて行ってくれるのだ。間に合えば到着口を出たところで名前を書いた紙を掲げ、待っていてくれている。もう泣けてくるね。 今回はまずホテルへ行くことにした。ここで第二のあわわポイント。泊まる所を提供してくれる。今まで提供していただいたのは、スタッフの子のおうち、オンドル(韓国式布団)部屋の宿泊所、とある大学の外国人専用客室、ベッドルームの宿泊所。そして今回もベッドルームの宿泊所。宿泊所は大体温泉マークのついたラブホ兼用の所なのだが、全然問題なし。しかも今回、かなりキレイな所だった。ちょっと写真見て。
写りがイマイチですまんの…。ベッドの反対側にはソファーもあり、冷蔵庫の中にある飲料は無料でいくらでも飲めるし、部屋にパソコンもあり、なんと無料で使える。テレビもデカくて、部屋を出るとDVDやビデオが入っている棚があって、全部無料で観れるらしい。もちろんクーラーも完備。ちょっとどうよ。もう、私はこれから真人間になります…という気分になる。 そして荷物を置き、ソンワンも来てくれて、一緒に映画祭の会場へ。写真は映画館の看板です。
ここの映画館は私も「chocolate」と「3秒の憂鬱」を上映していただいたことがあるのだが、すごくいい映画館。決して大きくはないけれど、キレイで居心地が良く、ミニシアターな感じ。世間の同性愛に対する偏見は日本よりもまだキツイと言われている韓国だけど、こういうイベントにこんないい映画館を借りられるなんて、その辺の割り切り方は日本より柔軟であるように思う。 会場でスタッフの方々と挨拶をし、映画館の少し脇にあるフードコートで皆と食事。私はソルロンタン定食。和世さんはキムチチゲ定食。写真はソルロンタンの方。
なぜかヤクルト付き。飲んじゃってますが。お味の方はフードコートなので激うま!とは言わないが、皆と食べれて嬉しかった。ちなみにここでもあわわポイント。ごちそうしてくれました。あわわ。 この日は和世さんの作品の上映もあったのだけど、上映時間には間に合わなかったので舞台挨拶は次の日にすることに。つーことでうちらは事前に調べていた巨大倉庫スーパー「ハナロマート」まで買い物に行った。その辺の話は「韓国食い倒れ未満」の項目で。帰りは0時半くらいだったかな? 2日目。朝から南大門に海苔の仕入れ。業者かうちらは。お昼は念願の韓定食のお店へ。この辺のお話も「韓国食い倒れ未満」で。そして映画祭の会場へ。ついに和世嬢の舞台挨拶だわさ。作品は台湾のゲイもの短編と2本立て。上映前に私も一緒に軽く挨拶し、いざ上映へ。自分の作品じゃないから気楽かと思いきや、なんともむずがゆい感じ。和世さんはスクリーンで自分の作品を観るのは当然初めてで、冷や汗をかいているようだった。すっごい分かる。スクリーンで観るとアラが目立つんだ、これが。上映後はヘトヘトになってた。そして改めて皆の前で挨拶とお礼をして、Q&Aへ。 大体そうなんだけど、最初は質問なんて出ないのよね。司会をやってくれたスタッフの子が質問してくれて、少しなごんだ所でポチポチと質問が出始める。んでこれも大体そうなんだけど、韓国の人の質問は非常に鋭いです。私も過去3回ほどQ&Aを経験したけど、そう簡単には答えられない質問ばかりだった。でも質問されるのは嬉しいので、私はQ&Aがとっても好き。 今回出た質問は「作品に日本の漫画的要素を感じたが、その辺はどうですか?」とか、「役者さんのキャラクターは元々のキャラクターなのか、演出なのか?」とか、「作品を作った後の心境の変化」とか。(すべて要約)私も一緒に出たので、「日本のクイア映画の状況について」という質問だけ引き受けてみた。どう答えたかについては書きませーん。つっこまれたらイヤだからね。ま、誠実に答えたつもりですが。和世さんもいつもの調子で笑いを取りつつ、一生懸命答えとりましたよ。よかよか。下の写真は質問の答えに悩む悶絶和世風景。
そんな感じで一仕事終え、ほぅっとため息ついている時にまたまたあわわポイント。韓国では映画祭や今回のようなイベントの時など、大体いつもグッズを作るんだけど、それが毎回めちゃくちゃかわいい。そして、このグッズを全部入れた「まるごとセット」をくれるのである。すんごい嬉しい。今回の中身はTシャツ4枚、バッチ2種、ポスター2枚、チューブ入りのジェルが付いたコンドームBOXを1セット、レッドリボンのピンバッチ、うちわ2枚、イベントのパンフレット、ポストカード。これを一人一人にくれる。ありがたすぎるよ…。 そしてこの旅最大のあわわポイント。なんと和世さん、上映料もらっちゃいました。そんなの私でも滅多にないよ。基本的に作品は無料で提供しているが、たまに予想外にもらうことがある。だけど、本当にまれ。なのに和世さんたら…。この時ばかりは2人で相当アタフタした。 その後以前の映画祭で非常にお世話になったセオと久々の再会を果たしたり、ソンワンのめっちゃキュートな恋人を紹介されたりしながら、夕食へ。写真は夕食に向かう途中のソンワンと恋人のエリック。かわいいの。ラブラブなの。
夕食は豚肉の焼き肉。韓国では牛肉より豚肉の焼き肉の方がポピュラー。安いし、ジューシーでおいしい。この辺も写真付きで「韓国食い倒れ未満」で。ここでまたまたあわわポイーント。夕食、ごちそうになってしまいました。過去にも何度ごちそうになっていることか…。でもこの時は映画祭としてではなく、ソンワンが友達としてごちそうしてくれました。うう。なのであわわポイントというよりもうるるポイント。 そしてその後、もう一度会場に戻り、このイベントの委員長さんにご挨拶。ビアンの方でした。そしてなんと委員長さん直々にビアンバーへ連れて行ってくれると言う。わぁぁ。この辺のくだりは「韓国ビアン達との交流」で。ちなみに行き帰りのタクシー並びにバーでのお金は出して下さいました…あわわポイント…。 3日目。昨晩床についたのは午前2時くらいだったかな?帰国は午前中なので、眠い目をこすりながら早朝出発。心身共に身の清まる想いを胸に抱きつつ、また皆に会えることを願い出発。 ちなみに通訳のリーさんにはものすっごくお世話になりました。通訳がリーさんでものすっごく良かった。その辺のくだりは「通訳さんとの相性」へどうぞ。 ところでこんなことを書くと、イイ思いをする為に映画を作る人も現れそうだが、それだと無理だと思う。と断言しちゃお。 韓国の皆は、作品の出来はちょっと難ありだけど、当事者であるうちらの想いがこもった作品から通じ合うものを感じてくれて、こういう対応をしてくれているのだと思う。身に余る光栄ではあるけれど。その辺は勘違いせぬよう、お願い致します。 |