私は映画が好きなので、色んな映画祭にも行ったりする。「映画祭」の時は普通の上映時と違い、観客がちょっとヒートアップ気味だ。いつもより大きな声で笑い、泣き、拍手が起こり、声援が飛ぶ。L&G映画祭もしかり。今回はその反応が、作品をより良くしてくれるんだ、ということをひしひしと感じた。 「SHINKANSEN」の中で 私の作品が上映される順番は2番目。様子伺いの1番目の後、観る方にも心構えが出来た感じの時。1番目の長谷川さんの作品「Parallel Contact」は個人的にとても好きだし、よく出来ているので、その後ってますますきっつい。オープニングで自分の顔を見てフリーズしていたが、自分の作品の時はもっとヤバイ。クラッシュするかも。そんな不安の中で始まってしまった上映だが、今回は本当に、皆さんの反応に助けられました。皆さんの笑い声が、周りの皆の気持ちに伝染する。そして作品が終わった時、お義理の拍手ではなく、良かったよ、という暖かい拍手がまた、皆に伝染する。そうすると、作品が上映前に自分で観ていた時よりも、より良くなったような印象を受けた。ふぎゃあ!と思っていたところも、まいっか、になったというか。分かりずらい。とにかく、今回はそれをものすごく感じ、感動しました。ジーン…と。決して大きな反応ではなかったけれど、私には充分すぎるご褒美でした。 私は映画祭に行った時も心の中だけで反応して、あまり表には出さないタイプだけど、作り手にとっては、表に出してもらえたらすごくありがたいことなんだなぁ、というのがよーく分かったのでした。 今まで、海外では大きなスクリーンで上映してもらったことや、それに立ち会ったことも何度かある。その時の反応も胸に残るが、やはり日本ではまた別の感動だった。まあ私は「日本のビアンもの」という所にこだわりがあるし、一番観てもらいたいのは日本のビアンの人達だからね。私の作品の日本での上映って、これまではL&G映画祭でのラウンジ上映と、あとはイベント等での上映。それはまた映画館とは別の場所だったので、今回いまさんといわさんの「SHINKANSEN」企画に伴う野望の一つに、「iri作品、日本で初スクリーン上映」というのがあったのだ。見事達成され、感謝の気持ちは溢れんばかりなのだ。まあ、ハナウタも悶絶するような問題点はいっぱいあるけど、また次の作品を作りたいなぁ、と、思うに至りましたのだ。 |